18 Sep 2018

冬の手荒れの原因は「乾燥」による「うるおい不足」
冬になると、酷い手荒れに悩む人は少なくありません。
季節に関係なく起きる手荒れですが、特に冬場に目立つのには保湿成分の減少が関係しています。
手が荒れる原因は日常にたくさんあります。
毎日の水仕事や掃除、衣類などを頻繁に触ったりすることによって手荒れが起きてしまいます。
そして、乾燥によってうるおい不足になった肌と重なることで手荒れは悪化してしまうのです。
皮膚には保湿成分の「セラミド」があります。
そのセラミドが減少すると角質層に隙間ができ、そこからどんどん水分が逃げてしまうという現象が起こるのです。
その結果、肌が乾燥しバリア機能が低下してしまいます。
バリア機能が低下した肌は、水仕事や洗剤などの刺激をダイレクトに受けてしまい、酷い手荒れの原因となるのです。
特に冬場は気温も湿度も低く、乾燥しやすい環境にあります。
汗をかくこともないため、皮脂や水分が不足しがちになり、バリア機能低下による手荒れが起こってしまうのです。
一度荒れてしまった手は、なかなか元の綺麗な状態には戻せません。
それは皮膚の厚さが関係しており、手の皮膚は顔などと比べて厚いため、新しく生まれ変わるのも遅いのです。
放っておいてもそのうち治るだろうと軽く考えている人も多いと思います。
ですが、指先から始まったカサカサはあっという間に手全体に広がり、パックリ割れや痒みを伴うなど酷さを増していきます。
そこまで進行してしまうと綺麗な状態に戻すのに、より長い期間がかかってしまいます。
手荒れには、早い段階での対策がポイントといえるでしょう。
私が実践した手荒れ解消法「ゴム手袋」と「ハンドクリーム」
出産後、毎日のおむつ替えのたびにする手洗いや食器洗い、食事の支度で水に触れる機会が以前の倍ほどに増えました。
新生児の間は、ウンチやオシッコの回数も多くオムツ替えの時だけでも15回近くの手洗いをしました。
また、母乳とミルクの混合で育てていたため哺乳瓶の消毒などもあり、食器洗いの頻度も上がりました。
そこに毎日の食事に洗濯にお掃除、更に追い討ちをかけるように、季節は「冬」
皮膚が強く荒れたことなどあまり無かった私の手は、出産からわずか1ヶ月で見るも無惨なくらいボロボロになりました。
手のひら、手の甲、指先、すべての皮がめくれ、何を触ってもガサガサと引っかかるのです。
お風呂上りに赤ちゃんにローションを塗ってあげることも可哀想になってしまうほど酷い状態でした。
そこで私が試した方法は「ゴム手袋」と「ハンドクリーム」の使用です。
ハンドクリームは以前から使用していましたが、こう頻繁に手を洗うと、つけてる意味もないし母乳をあげる時は、胸を触るためつけることができません。
寝る前につけたとしても、夜間授乳などですぐに洗い流さなければいけません。
家事をする時は、できるだけ素手でいたかった私ですが、このままだと真冬に突入した時、痛くて何もできなくなるだろうと考え、ゴム手袋の使用を始めました。
使い方は、主に食器洗いとお風呂掃除の時に、手にハンドクリームを塗った上からゴム手袋をはめて行います。
こうすることで、ただゴム手袋をはめるだけではなく、手の熱とクリームの相乗効果で手袋を外した時、サラサラを実感することが出来たのです。
もちろん水に触れるたびに手袋をしているわけではないので、時間がたてばガサガサに戻ってしまいましたが、それを繰り返すうちに
だんだんと皮のめくれが減っていき、1週間後には、なんと指先がツルツルになるまで回復したのです。
もちろん、今でも少し気を抜くと荒れた手に逆戻りでしょう。
でも少し気を使うだけでここまで治るのです。
ゴム手袋の前に手に塗るものは、ハンドクリームじゃなくてもいいんです。
例えば化粧水やボディクリームをつけた残りを伸ばしても良いのです。
大事なのは「水に触れる頻度を下げること」と、「その時間を有効活用すること」だと思います。
真冬になってお湯を使って家事をする時もあるでしょう。
普通なら油分を落としてしまうお湯も「ゴム手袋+ハンドクリーム」をすることによって、スチーム効果も期待できるでしょう。
可哀想でしっかり触れてあげることのできなかった赤ちゃんのお肌にもたっぷり触れてあげることができるようになりました。
簡単な方法ですが、とってもよく効く方法だと思いますので、手荒れに悩んでいる方は是非試してみてください。